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『人を傷つける恐れと優しさは別のもの』

加害恐怖症というのがあります。
こんなことを言ったら傷つくかな?と思って、
自分にされていることを拒否できない状態のことです。

自分の言動が人を傷つけるかも?と思うと、
確かに人にものを言えなくなってしまいますよね。

でも、これで言いたいことも言えず、
言うべきことも言わないのでは、人間関係は上手くいきません。

そして、言いたいことが言えないというのは、自己防衛の手段であって、
本当に人を傷つけてしまうから・・・という恐れよりも、
自分が嫌われることを回避するためにしている行動ともとれます。

もし、傷つけまいとして言わなかったことが、
後になってやっぱり言わなくて良かったんだよなっと自分で満足していれば、
それは優しさからくるものです。

しかし、それを言わないでおいて、後でイライラしたり、
言っておけば良かったと思うのであれば、
それは優しさからでも何でもないということです。

私は言いたいこと、言うべきことは、はっきりと伝えるべきだと思います。

例えば、会社の飲み会なんかで、「もう一軒行こう!」と誘われて、
本当に行きたければ、「行こう!行こう!」となりますね。
この場合は、自分の気持ちで行こう!と思っているので、
例え次の日に寝不足になろうと、二日酔いになろうと、
誘った人を恨むことにはなりません。

でも、行きたくないのに仕方なく行って、次の日に二日酔いになるとか、
寝不足で仕事がつらいとかになると、誘った人を恨むようになってしまいます。

誘いに乗らなかったからと言って、誘った人があなたを嫌いになるようであれば、
それはもともと、あなたが好きじゃなかったということであって、
最初から好かれようとするのが間違いという事です。

もし、無理に誘うような人がいたとしたら、
それはあなたの事を考えて言ってる訳ではなく、
自己満足の為にあなたを誘っているということに他なりません。

そんな人があなたを大切に思ってくれる訳はないのです。
そんな人にあなたが媚びる必要もないのです。
そんな人にあなたが謝る必要もないのです。

「すいませんが先に帰らせて貰います。」はいらないです。
「今日はお付き合いできませんので帰ります。」で十分。

あなたを本当に大切に思っている人なら、あ〜明日忙しいだろうなぁとか、
飲ませ過ぎちゃったかな?と、誘って悪かったなぁ…と思ってくれます。

しかし、強引に誘って、あなたのことを大切に思ってない人は、
強引に誘って悪かったかな?なんて露ほども思いません。

優しさを間違って使っては、自分の神経がまいってしまいます。
断るべきものは、ちゃんと断るのはとっても大事です。

あなたを大切に思ってくれる人は、あなたが何かを断ったり、
こっちではなくこっちの方が良いという自己主張をしたからと言って、
離れていくものではありません。

優しさと、人を傷つけることは、同じような行動であっても、
その人の心の中では別のことになってる場合があります。
自分に素直に、言うべきことはハッキリと言いましょう。
良い人を演じていても、相手は良い人とは思わず、
それが当たり前になってしまいますよ。

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