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変えられないものを変えようと、人は努力し、消耗し、
結局変えられないことで悩み、いずれは疲れ果ててしまいます。
変えられるものを変えて、変えられないものは受け入れる、
これが素直にできれば、誰も悩んで苦しむ必要はありません。
でも、変えられないものを、変えられるものだと勘違いしていると、
いつまでも変えられないものに執着してしまいます。
変えられるものは、自分と未来。
変えられないものは、他人と過去。
これは以前にも、コラムで書いてますね。
でも、やっぱり他人を過去を、変えたいという欲望が心の中にあって、
現実を受け入れられず、悩んでいる方が多いようです。
過去に関しては時間軸です。理論上、タイムマシーンは製造可能ですが、
今のあなたが、過去に戻って過去を変えることはできません。
過去には、過去のあなたがいるからです。
同じ時間軸に、時間軸の違う人間が二人いるということは出来ません。
変えられるのは今、この瞬間の連続だけです。
1分前の出来事でさえ、変えることは出来ないのです。
それは他人も同じです。
他人には、他人の過去があって生きています。
他人の考え方は、他人の過去の経験で形成されたものです。
それをあなたが変えるというのは無理な話です。
もしあなたが犬だったとして、誰かに猫のようになって欲しいと言われて、
猫になろうとすれば、それはもう犬ではなくなっています。
それは本来のあなたではないという事です。
これを他人にあてはめるとするならば、
あなたは犬に猫になってくれと言っているのです。
かなりむちゃくちゃな欲求になっていると思いませんか?
もっとこうしてくれれば良いのに…とか、
こうなってくれれば良いのに…と思うならば、自分を変えることです。
もし、彼にもっと自分を愛して欲しいと思うなら、自分が愛することです。
愛することとは、何でも彼の思い通りになることではありませんよ。
彼の意見も尊重しますが、自分が出来ること、
出来ないことを、きちんと伝えることです。
もし、自分にはこれが出来ないと言って、切れるような関係ならば、
サッサと切ってしまいましょう。
本当に、あなたを大切に思っている人は、出来ないことは出来ないと、
あなたを認めてくれるからです。
出来ないなら、いらないという人は、あなたから何かを搾取している人です。
簡単にいうと、ブルガリの時計を買ってくれないなら、
あなたはいらないと言ってるのと同じことなのです。
逆にあなたが相手を変えようと思っているならば、
ブルガリの時計を買ってくれないなら、あなたはいらないと言っているのです。
とにかく、今の現実の自分を受け入れることです。
そうすれば、他人を変えようという気持ちもなくなります。
自分で「あ〜こういう自分は嫌だなぁ」と思うなら、今すぐに行動することです。