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ハインツ・コフート(Heinz Kohut, 1913年5月3日 - 1981年10月8日)は、
オーストリア出身の精神分析学者。精神分析的自己心理学の提唱者で、
今日の自己愛研究や間主観的アプローチの端緒を開いた。
自己愛性パーソナリティ障害の研究に先鞭をつけたことでも知られるが、
彼の描き出した病像は、精神障害の診断と統計の手引き(DSM)に見られるような、
「誇大型」ではなく、自己抑制的な「過敏型」に近いといわれる。
彼は「人はそもそもまったくの見返りなしに人を愛することはできない存在である。
自己愛は他人の愛されて初めて生まれるものであり、
あくまでも相手が支えてくれることで健全に発達していくのだ。」と考えていました。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
自己愛と聞くと、ナルシシズムで自惚れが強いと思うかもしれないのですが、
実際に自分を愛してない人は、人を愛することができないと言います。
自分を愛するというのは、人を愛することでもあるんですね。
このコフートの論理によると、赤ん坊の頃に徹底して母親に愛される事で、
自分は愛されるに値する人なのだという事を学ぶそうです。
そして幼少期になって、誉められることで、
自分は偉いとかスゴイという感覚を身に付けます。
これが無く、人と比べられてダメ出しばかりされていると、
自分はダメな人間で愛される価値が無いと思ってしまうのです。
大人になっても、私はダメな子なんだという意識が根強いため、
人間関係が上手くいかないという事も多くあります。
自分を大切にする事は、ナルシシズムではないですよ。
人に愛される第一歩なのです。