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自分の夢や希望や目標を捨てて、人を愛することで、
その人からもっと愛されるように感じたことはないですか?
自分を犠牲にして人を愛すると、
その犠牲の分だけ愛情が返ってくるような気がしませんか?
自分の夢や希望や目標ではなく、
相手の夢や希望や目標を自分の目標に変えてしまうのは、
相手を思いやっていて、相手を大切にしているようになる錯覚です。
相手が出世のために、仕事を頑張っていて、逢う時間がなかなか取れないという時、
あなたは自分の仕事や、友人の付き合いを二の次にして、
相手との時間をまずは優先させてしまうことは無いでしょうか?
これは愛情ではなく、ただのエゴ。
私はこんなにあなたを優先しているんだから、
仕事を頑張る以外の時間は、私を優先してね。という無言の欲求です。
自分の周りのものを切り捨てていけばいくほど、
あなたは空っぽになっていってしまいます。
友人付き合いも減り、自分の仕事もそっちの気になり、
全ての優先事項を相手に合わせていくうちに、
あなたには相手以外は何もない「空っぽ」な状態になってしまいます。
相手が大好きなサッカーの試合。
あなたはサッカーなんて何の興味も無いのに、
相手に合わせて、サッカーを好きになる努力をする。
本当はサッカーが好きではないのに、
好きになったような錯覚まで起こしてしまう。
でも、その恋愛が終わったとき、なぜサッカーなんて面白く無いものを、
あんなに楽しんでいたのか、自分を疑うことになるでしょう。
愛する人の趣味合わせるのは当然と思っている女性は多いです。
彼の好きなアーティストのCDをよく聞くようになったり、
彼の好きなスポーツを観戦するようになったり。
でも、本当はそれが好きじゃないとは言えません。
言えば、別れることになるかもしれない…と不安になるから。
自分の好みを相手に合わせるのは危険です。
あなたの本質が無くなってしまいます。
あなたの本質が無くなるということは、自分自身を愛せなくなってしまいます。
自分が空っぽになれば、彼が中身を満たしてくれるかもしれません。
でも、大概の人はそれが満たされないと言って、
満たしてくれる人を探して彷徨っている場合が多いです。
彼だって、いつも空っぽのあなたをツマラナイ人だと思うでしょう。
自分で自分を充実させることが出来なければ、
いつも自分以外の誰かに、充実させて貰おうとしてしまいます。
それは一番近い人間関係に及びます。
当然、恋人や夫婦間などです。
自分が充実していないから、彼に充実させて貰おうなんて、
立場が逆だったら、ちょっと遠慮したくなりますよね?
彼がいつも「なんか楽しいことない?」って聞いてくる人だったら、
そんなことは自分で探してよ!って思うでしょ?(笑)
それと同じこと。
相手の趣味をけなす必要は無いけれど、
私はあんまり好きじゃないんだという、素直な気持ちを捨てないで下さいね。
自分は何が好きで、何を大切にしていて、何を必要としているのか?
自分はどういうことに興味があって、どういう人間なのか?
これがしっかりしていれば、
彼に愛されるために自分を犠牲にする必要を感じなくなりますよ。