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負の感情といっても、いろいろあります。
怒り、悲しみ、不安、後悔、失望・・・。
これら感情が自己意識の中では別の階層にあることをご存じでしょうか?
アメリカの心理学者、バーバラ・アンジェリスはこう言っています。
怒り、批難、憤り
↓
苦悩、悲しみ、失望
↓
不安、心配、確信のなさ
↓
自責の念、後悔、責任
↓
愛、理解、好意的な評価、許し
下に行けばいくほど、深い感情になっていきます。
何か自分に困ったことがあると、
一番最初の表層の部分の怒りや憤りを表します。
自分の感情を表に出すのが苦手な人は、これが顕著に現れます。
怒りっぽい人っていますね。
そういう人は、不安に思っていたり、心配に思っていることを、
素直に表に出せないので、一番出しやすくて、
外側にある感情の、「怒り」を出していることが多いのです。
私はよく、自分や友人が怒っていると、その怒りはどうして湧いてくるの?と問います。
よくよくその怒りの原因を自分で考えたり、友人に聞いたりしてみると、
その根本は不安であったり、愛であったりする場合が多いのです。
私もムカッとするときはあります。
特に体調が悪いときは、それがよく現れます。
そんな時はベットにもぐり込んで、
どうして腹が立ったのかなぁ…なんて考えるようにしています。
そうすることで、負の感情の深層まで辿り着けます。
怒りが愛だったときには、自分でもびっくりしますよ(笑)
そうか、私は愛しているから怒っているのか…。
そう思うと、相手に対しても素直に何でも言えます。
自分の心の深層に辿り着くことを、バーバラは心のエレベーターと呼んでいます。
最初に怒りを感じたけど、本当の感情は理解されたいと思ったから。
というように、心のエレベーターで深いところまで降りていきます。
これを女性に話すと、比較的すんなりエレベーターは降りていきます。
超高速エレベーターとは言いませんが、イライラすることのないスピードです。
しかし、男性にエレベーターを降ろして貰うと、
古代の人力エレベーターかっ!というくらい遅いんです。
男性は常に理性的であれ!と教わって育ってきていますので、
本脳とか、感情というものを軽視してきてしまいました。
自分の心くらい、自分でコントロールできる!という、男らしい理性というものです。
こういう生き方を何十年もしてきてしまったのですから、
エレベーターが人力でもおかしくはないのです。
以前の私は、ものすごーーくせっかちでした。
何をそんなに急いでいるのか?というくらいせっかちでした。
(今でもその癖は抜けきりませんが・・・笑)
なので、この人力エレベーターを待ってられない。
ツーと言えば、すぐにカーと答えて欲しい。
チーチーパッパ♪と歌ったら、チーパッパー♪と歌って欲しい。
こんな感じです(笑)
でも、最近は思うんです。
あ〜ゆっくりでも良いんだなぁ〜って。
そして、焦らせるとロクなこと言えなくなってしまうんだなぁ〜とも(笑)
自分の心の深層をよく知ることで、相手の深層も理解しやすくなります。
相手の考えてることがわかるのではなくて、自分を反して、
相手のことを考えるので、理解しやすくなるということです。
この事を少し知っていると、恋愛も上手になってきますよ。