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用事があるから、ちょっと来て!と軽々しく頼む人。
来て貰いたい人の、来るために行われるであろう努力や苦労を、
安易に考えている為、実際に来て貰いたい人が来た時に、
「あ〜やっぱりいいや」と平気で言えるような人がいます。
健全な精神の人は、こんな時、<分のことを軽く扱われたことに普通に怒ります。
人を舐めるなっ!という事です。
しかし、軽々しく頼んだ人に、逆に謝ってしまうような人もいるのです。
例えば、例をひとつ取り上げるなら、
ある人に高いところにある荷物を、取って欲しいと頼まれます。
取ってあげようと思うのですが、自分は両手に別の荷物を持っています。
なので「すいませんが、この荷物を持ってて貰えますか?」とお願いします。
取って欲しいとお願いした人は、「いいですよ」と言います。
自分が上の荷物を取ってくれとお願いしておいて「いいですよ」っておかしいです。
それに上の荷物を取ろうとしてあげた人が、
「すみませんが、持ってて下さい」と言う必要もないです。
本来、ここで人間関係に信頼がある場合は、
「その荷物を持ちますので、すみませんが、上にある荷物を取って頂けませんか?」
こうなるはずです。
頼まれた人も、心良く荷物を持って貰い、上の荷物を取ることが出来ます。
口先だけで「忙しいとは思うのですが・・・。」とか、
「大変だとは思うのですが・・・。」と言って、
結局は自分のして貰いたい欲求を通そうとする人がいます。
長い間で築いた人間関係や信頼関係など、何もないのに、軽々しく人に欲求します。
そしてそれが通らないと、「あの人はケチだ」とか、
「あの人はお金だけの人だ」と、相手を悪くいうようになります。
何かをして貰ったら、返すという事がわかっておらず、
短期的に結果を見ようとする、安易な人です。
恋愛や結婚でもそうなのですが、付き合って最初の頃は、良かったのに、
やって貰う事が当たり前、お金を出して貰うのが当たり前、送って貰うのが当たり前、
買って貰うのが当たり前、こんな風になっているカップルを見かけます。
そして、お互いに疲れている。
お互いにお互いで消耗している人たち。
信頼関係というのは、恋人になったからといって、出来るものではないです。
人として信頼関係が生まれるまでには、長い年月がかかります。
その長い月日の中で、あなたが相手に何をしたか?
相手を重んじて尊重して、大切にしてきたか?
ここで信頼が生まれます。
大した信頼感もない状態で、私を信頼しろ!
私に信頼させろ!という男女の多い事・・・。
それこそ、相手を軽んじている証拠です。
今、人付き合い(恋愛も結婚も同じです)で、悩んでいる、何か良い状態とは言えない、
苦しい、つらい、生きづらいと思ってる方は、
この「返し」の部分をもう一度考えてみませんか?
相手からの返しも当然そうです。
自分が相手に返す部分も当然そうです。
自分の返しと、周りにいる人の返し、ここを時間をかけて観察してみて下さい。